乳がんの手術を受けた後、腕が思うように上がらなくなったという経験はありませんか。
医師から「普通だよ」「そのうち良くなるでしょう」と言われても、実際には釣り革にすら手が届かない、仕事復帰が不安だという方は少なくありません。
この記事では、乳がん術後のリハビリで本当に必要なことは何か、そしてなぜ専門的なサポートが重要なのかを、実際の相談事例を交えながら詳しくお伝えします。
東京都世田谷区玉川の二子玉川エリアで、理学療法士による本格的なリハビリを提供するPHYSIOTHが、術後の不安に寄り添う情報をお届けします。
乳がん術後リハビリで多くの方が抱える悩み
腕が上がらない、動かしづらいという共通の悩み
乳がんの手術を受けた方から多く聞かれるのが、腕の可動域が狭くなったという悩みです。
手術の内容によって程度の差はありますが、肩関節の動きが制限され、日常生活に支障が出るケースは珍しくありません。
実際に相談に来られた方の中には、手術から1年経っても腕が90度ほどしか上がらないという方もいらっしゃいました。
半年経過していても同様の状態の方もおり、適切なリハビリを受けられないまま時間だけが過ぎてしまうことの深刻さがうかがえます。
- 腕を真上まで上げることができない
- 肩周辺にズキズキとした痛みを感じる時がある
- 高い位置で腕をキープする動作が長く続かない
これらの悩みは、本人にとって非常に不安なものです。しかし、適切な評価とアプローチがあれば、改善が見込めるケースが多くあります。
なぜ医療機関だけでは不十分なのか
多くの方が口にするのが、病院では「このくらいの時期に腕を上げてみてください」とだけ言われ、具体的な運動方法の紙を渡されただけだったという経験です。
保険診療の枠組みでは、継続的で密なリハビリ指導まで手が回らないことが背景にあります。
その結果、自己流でリハビリを行い、限界を感じてしまう方が多く存在します。
医師との診察時間は短く、日常生活や仕事復帰について細かく相談できる時間は限られています。
だからこそ、専門的かつ継続的にサポートしてくれる存在が必要とされているのです。
腕が上がりにくくなる仕組みとは
筋肉と関節の両方に原因がある
腕が上がりにくくなる背景には、単純な筋力低下だけでなく、関節や周囲の組織の硬さが関係しています。
手術によって筋肉や神経、リンパ節周辺の組織に影響が及ぶと、肩甲骨や肩関節の動きそのものが制限されることがあります。
さらに、使わない期間が続くことで筋肉が硬くなり、循環が悪くなることで痛みを感じやすくなるという悪循環が起こります。
また、感覚が一時的に鈍くなっていることで痛みに気づきにくく、回復とともに感覚が戻ることで痛みを自覚するようになるケースもあります。
これは決して悪化しているわけではなく、回復の過程で起こりうる自然な反応のひとつと考えられています。
筋力だけでなく筋持久力の低下も課題
腕を単発で上げることはできても、その状態を長く保つことが難しいという声も多く聞かれます。
これは筋力そのものの低下だけでなく、筋肉を持続的に使い続ける筋持久力が落ちていることが関係しています。
例えば、電車の中で釣り革を高い位置で持ち続けることが難しくなったという相談も多く寄せられます。
低い位置であれば持てるものの、高い位置を長時間キープすることが困難になるのは、まさに筋持久力低下の典型的な例です。
日常生活の中では、こうした「できるけれど続かない」という状態が、仕事復帰や通勤への大きな不安につながっています。
自己流リハビリの限界と注意点
紙切れ一枚の指導では改善が難しい理由
病院でリハビリの運動内容が紙で渡されるケースは多くありますが、それだけで継続して正しい動作を行うのは簡単ではありません。
自分の体の状態を客観的に評価する手段がないまま運動を続けると、間違った方法で負荷をかけてしまったり、逆に動かすことを怖がって十分に動かせなかったりすることがあります。
痛みが出ると「やめておこう」と無意識に動きを制限してしまい、結果として可動域の改善が進まないまま時間が経過してしまうことも少なくありません。
自己判断だけでリハビリを進めることは、思わぬ回り道につながる可能性があります。
情報不足が不安を増大させる
手術前に「術後にどのような制限が起こりうるか」を十分に知らされていないことも、大きな問題のひとつです。
腕が上がらなくなるという可能性を事前に知っていれば、心の準備ができたはずだという声は非常に多く聞かれます。
気づいたら腕が上がらなくなっていたという状況は、想像以上にショックが大きく、不安を増幅させてしまいます。
周囲の理解不足も障壁になる
医師だけでなく、看護師や他の医療従事者であっても、術後の腕の動きについて十分に把握できていないことがあります。
患者さんから相談されても、具体的に答えられず困ってしまうという現場の声も存在します。
このように、医療従事者全体で術後リハビリの重要性への理解を深めていくことが、今後の課題といえるでしょう。
PHYSIOTHのカウンセリングで分かること
ミリ単位の動作分析で根本原因を特定
PHYSIOTHでは、国家資格を保有する理学療法士が、歩行動作をはじめとする体の動きをミリ単位で丁寧に分析します。
痛みや動きづらさの原因は、痛みを感じている場所そのものではなく、体全体のバランスや使い方にあることがほとんどです。
関節の可動域、筋力、筋肉の質的な変化、神経系の協調性など、多角的な視点から体の状態を評価します。
16年にわたる病院勤務の中で延べ5万人以上を診てきた臨床経験をもとに、複数の問題が絡み合っている場合でも、優先順位をつけて最短ルートでアプローチすることが可能です。
可動域の変化を具体的に確認する
カウンセリングでは、実際に腕を前から、横から、後ろからと様々な方向に動かしてもらい、現在の可動域を細かく確認します。
例えば、以前は160度程度までしか上がらなかった腕が、継続的なアプローチによって170度から175度まで上がるようになったという変化が見られることもあります。
左右差がどの程度あるか、どの方向で動きがスムーズになっているかを具体的に確認しながら進めることで、改善の実感を得やすくなります。
関節ファシリテーションによるコンディショニング
硬くなった関節と筋肉を丁寧にほぐす
PHYSIOTHのコンディショニングでは、関節ファシリテーションという手技を用いて、関節本来の動きを引き出していきます。
手術の影響で背中や脇周辺の筋肉が硬くなっている場合、その硬さを緩めることで、循環が改善され、痛みの軽減につながることがあります。
実際のセッションでは、横向きで体をひねる動作や、仰向けで腕を大きく回す動作などを通じて、肩甲骨や体幹からの動きを引き出していきます。
関節が本来の動きを取り戻すことで、筋肉が正しく働けるようになり、痛みの原因部位への負担が軽減されていきます。
腕だけでなく体幹からの動きを重視
アプローチの中で大切にされているのが、腕だけを動かすのではなく、肩甲骨や体幹の中心から動かすという意識です。
体幹をうまく使えるようになることで、余計な力を使わずにスムーズな動きが可能になります。
力を入れるところと抜くところのバランス、使うタイミングがうまく噛み合うことで、日常動作が楽になっていきます。
筋力トレーニングによる動作の再構築
ボールを使った実践的なトレーニング
関節や筋肉の状態を整えた後は、実際の動作トレーニングへと移行します。
ボールを使って腕を上げ下げする運動や、重さを加えたトレーニングを通じて、筋力だけでなく筋持久力の向上を目指します。
| トレーニング内容 | 目的 | 期待できる変化 |
|---|---|---|
| ボールを使った上げ下げ運動 | 筋力と可動域の向上 | 腕を上げる動作がスムーズになる |
| 重さを加えた負荷トレーニング | 筋持久力の強化 | 高い位置での保持時間が延びる |
| 左右の挟み込み動作 | 体の使い方の学習 | 日常動作での対応力向上 |
このように、段階的に負荷を調整しながらトレーニングを行うことで、無理なく筋力と筋持久力を高めていくことができます。
日常生活の動作に直結するトレーニング
単純な筋トレだけでなく、実際の生活場面を想定した複雑な動作のトレーニングも取り入れられます。
例えば、体の位置を変えながらボールをキャッチする動作など、左右の協調性や瞬時の判断力を養う運動も行われます。
こうしたトレーニングを繰り返すことで、日常生活の中で自然と良い動きができるようになることを目指しています。
実際の変化を感じたケースの紹介
可動域が大きく改善したケース
ある相談者の方は、以前は腕が160度程度までしか上がらない状態でしたが、継続的なアプローチを重ねた結果、170度から175度まで上がるようになりました。
本人からは「本当に上げやすいです」という率直な声があり、左右差も徐々に縮小していることが確認されています。
痛みの感じ方に変化があったケース
施術を重ねる中で、以前は感覚が鈍くなっていた背中周辺にズキズキとした痛みを感じるようになったという相談もありました。
これは悪化ではなく、感覚が戻ってきている過程で起こる自然な反応であり、硬さが取れて循環が改善すれば軽減していくことが多いとされています。
日常動作への応用ができたケース
釣り革を持ち続けることが難しいという悩みに対し、トレーニングを通じて筋持久力を高めていくことで、通勤時の負担を軽減できたという報告もあります。
このように、具体的な生活場面を意識したトレーニングが、実際の悩み解消につながっています。
乳がん術後リハビリでよくある質問
手術からかなり時間が経っていても相談できますか
手術から半年、1年と時間が経過している場合でも、改善を目指すアプローチは可能です。
実際に、手術後1年が経過していても腕が90度程度しか上がらない状態からスタートされた方もいらっしゃいます。
時間が経っているからといって諦める必要はなく、まずは現在の状態を丁寧に評価することから始めます。
痛みが強くても施術を受けられますか
痛みの程度や状態によってアプローチの方法は調整されます。
無理に動かすことはせず、現在の体の状態に合わせた負荷で進めていくため、安心して相談していただくことができます。
どのような服装で伺えばよいですか
腕や肩周辺を動かすトレーニングが中心となるため、動きやすい服装での来店をおすすめします。
保険は適用されますか
PHYSIOTHは自費での施術となります。保険診療では提供が難しい、継続的で専門的なリハビリサービスを自費という形で提供しています。
1回でどのくらい変化を感じられますか
個人差はありますが、可動域については1回のセッションでも変化を感じる方が多くいらっしゃいます。
ただし、筋力や筋持久力の向上には継続的なトレーニングが必要であり、段階的な改善を目指していくことになります。
二子玉川エリアで通いやすいリハビリ環境
二子玉川・用賀・自由が丘からのアクセス
PHYSIOTHは東京都世田谷区玉川4ー3−15 サントピア二子玉川第2 101に位置しており、二子玉川エリアはもちろん、用賀、上野毛、等々力、尾山台、九品仏、自由が丘といった周辺エリアからも通いやすい立地です。
通院の継続しやすさは、リハビリの効果を高めるうえで非常に重要な要素です。
自己流のリハビリでは限界を感じていた方や、医療機関では十分な説明を受けられなかったという方にとって、継続的に相談できる環境があることは大きな安心材料になります。
専門性と継続性を兼ね備えたサポート体制
一般的な整体やマッサージとは異なり、PHYSIOTHでは国家資格を持つ理学療法士が、医学的な知識をもとに一貫したアプローチを提供しています。
乳がん術後のリハビリに限らず、人工股関節や人工膝関節の手術後、股関節痛や膝痛、腰痛、脳卒中後の歩き方改善や姿勢改善など、幅広い症例に対応してきた経験があります。
こうした専門性の高さが、他では得られない安心感につながっています。
まとめと今後の一歩について
乳がん術後のリハビリは、医師の「普通だよ」という言葉だけでは解決しきれない、個別性の高い問題を抱えています。
腕が上がらない、筋持久力が落ちている、日常生活に支障が出ているといった悩みは、決して特別なことではなく、多くの方が経験していることです。
だからこそ、専門的な評価と継続的なサポートを受けることが、根本的な改善への近道となります。
PHYSIOTHでは、ミリ単位の動作分析から始まり、関節ファシリテーションによるコンディショニング、そして実践的なトレーニングまで、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのアプローチを行っています。
気軽にご相談ください
腕の動きに不安を感じている方、自己流のリハビリに限界を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
PHYSIOTHは東京都世田谷区玉川4ー3−15 サントピア二子玉川第2 101にございます。
二子玉川をはじめ、用賀、上野毛、等々力、尾山台、九品仏、自由が丘エリアから通われる方も多く、専門的な知識を持ったスタッフが丁寧にお話を伺います。
一人で悩まず、気軽にお問い合わせください。