手術から1年、肩が上がらない日々
日常生活を奪う術後の痛み
乳がんの手術を無事に終えても、その後の生活で思わぬ壁にぶつかる方は少なくありません。
手術から1年が経過しても、肩が上がらず痛みが続く。髪を結ぶことさえ困難で、運転もままならない。家族の中で「できない人」になってしまった自分を受け入れられない。そんな悩みを抱えながら、整形外科では「可動域は上がっている」と言われるだけで、具体的な改善策が見つからない日々。
二子玉川のPHYSIOTHに来られたT様も、まさにそのような状況でした。
乳がん手術後の肩の可動域制限は、多くの患者様が経験する問題です。手術によって胸周りの組織が硬くなり、肩甲骨周辺の筋肉も固まってしまうため、腕を上げる動作が制限されます。
特に脇の下から胸にかけての突っ張り感は、日常生活のあらゆる場面で支障をきたします。
なぜ整形外科では改善しなかったのか
一般的な整形外科では、可動域の測定は行われますが、乳がん術後特有の組織の硬さや筋肉の質的変化まで細かく評価することは少ないのが現状です。
「90度まで上がっているから問題ない」と言われても、実際の生活では髪を結ぶことも、高い場所のものを取ることもできない。この矛盾に苦しむ患者様は多いのです。
T様も整形外科で「上がっている」と評価されながら、実際には前ならえの位置程度までしか腕が上がらず、横に開く動作はさらに困難でした。後ろで手を組むこともできず、エプロンの紐を結ぶという日常的な動作さえ苦痛を伴っていました。
T様の来院までの経緯
遠出も運転もできない制限された生活
手術前は活動的だったT様。家族でのドライブでは率先して運転を担当し、週末には遠出を楽しむ日々でした。
しかし手術後は状況が一変します。腕を動かしにくいため、何かあった時の対応に不安があり、運転を控えるようになりました。家族の中でのドライバーの順番も最後に。お酒を飲みたい時も、自分が運転できないため家族に頼らざるを得ない状況でした。
「手術してから、ここが痛いからあんまり遠くには行かない」というT様の言葉には、行動範囲が狭まってしまった悔しさがにじんでいました。
以前は気軽に出かけていた場所も、今は近所だけ。電車移動が中心となり、車での自由な移動という選択肢を失ってしまったのです。
家族の中で「できない人」になる辛さ
最も辛かったのは、自分でできることが減り、家族に頼る場面が増えたことでした。
娘さんも息子さんも運転ができるため、以前なら「私が運転するから」と言えた場面でも、今は「誰か運転して」とお願いする立場に。家族は快く引き受けてくれますが、自分の中では「できない人」になってしまった感覚が拭えませんでした。
髪を結ぶ、ドライヤーをかける、高い場所のものを取る。こうした日常の何気ない動作一つひとつに痛みと制限があり、「以前の自分」との差を感じる毎日でした。
PHYSIOTHでの初回評価
可動域の詳細な測定
初回来院時、まず行ったのは肩関節の可動域の詳細な測定でした。
前方挙上では約90度。真横からの挙上も同程度。一般的な日常生活では120度以上の可動域が必要とされる中、明らかに制限がありました。
さらに問題だったのは、横に開く動作です。前ならえの姿勢から腕を外側に開いていく動作では、肘を伸ばしたままでは十分に開けず、途中で肘が曲がってしまう状態でした。これは胸周りの硬さが強く影響していることを示していました。
後ろで手を組む動作も制限されており、エプロンの紐を結ぶ位置まで手が届かない状況でした。
組織の硬さと筋力低下の評価
可動域制限の主な原因は、脇の下から胸にかけての組織の硬さでした。
乳がん手術では、この部分を切開するため、術後に瘢痕組織が形成され硬くなります。この硬さが肩を動かす際の突っ張り感や痛みの原因となっていました。
特に脇の下の硬さが顕著で、腕を上げようとすると強い突っ張り感が生じ、それ以上動かせない状態でした。胸の前側も硬く、腕を横に開く動作を大きく制限していました。
また、長期間痛みのために腕を使わなかったことで、肩周りの筋力も著しく低下していました。500グラムのダンベルを持って腕を上げる動作でも、左腕では重く感じ、筋力の左右差が明確でした。
日常生活での具体的な困りごと
T様が最も困っていたのは、以下のような日常動作でした。
髪を結ぶ動作では、腕を後ろに回すことができず、真ん中ではなく低い位置でしか結べませんでした。ドライヤーを使う際も、腕を上げ続けることが辛く、痛みを我慢しながら短時間で済ませていました。
高い場所の物を取る動作も困難で、踏み台を使ったり家族に頼んだりする必要がありました。エプロンの紐を後ろで結ぶことができず、前で結んでから回す工夫をしていました。
車の運転では、ハンドル操作自体は可能でしたが、バックする際に後ろを振り返る動作や、長時間の運転で肩が疲れることが不安材料となっていました。
乳がん術後の肩の問題を理解する
なぜ肩が上がらなくなるのか
乳がん手術後に肩が上がらなくなる理由は、複数の要因が重なっています。
まず、手術による組織の切除と縫合により、脇の下から胸にかけての皮膚や筋膜が引きつれます。この引きつれが肩を動かす際の突っ張り感となり、可動域を制限します。
次に、リンパ節郭清を行った場合、脇の下の組織がさらに硬くなりやすくなります。リンパ浮腫のリスクもあり、腕全体のむくみが可動域制限を悪化させることもあります。
さらに、術後の痛みや不安から、無意識に肩をかばう姿勢が続くことで、肩甲骨周りの筋肉も硬くなります。肩甲骨の動きが悪くなると、腕を上げる動作がさらに困難になるという悪循環に陥ります。
胸周りの硬さが及ぼす影響
胸周りの硬さは、肩の動きに直接的な影響を与えます。
腕を前から上げる動作では、胸の筋肉が十分に伸びる必要があります。しかし術後の硬さがあると、この伸びが制限され、腕を上げようとすると胸の前側に突っ張り感や痛みが生じます。
腕を横に開く動作では、さらに胸の筋肉の柔軟性が求められます。硬さが強い場合、肘を曲げないと開けない、あるいは肩が前に出てしまうといった代償動作が起こります。
後ろで手を組む動作では、胸を開く必要がありますが、硬さがあるとこの動作が非常に困難になります。結果として、エプロンの紐を結ぶ、ブラジャーのホックを留めるといった日常動作に支障が出るのです。
筋力低下と脳の使い方の問題
長期間腕を使わないでいると、筋力が低下するだけでなく、脳の中で腕を使う領域も縮小してしまいます。
脳は使わない部分の領域を縮小させる性質があります。痛みのために腕を使わない期間が続くと、脳が「この腕は使わなくていい」と判断し、腕を動かす神経回路が弱くなってしまうのです。
その結果、硬さが改善されても、スムーズに腕を動かすことが難しくなります。力の入れ具合の調整がうまくできなかったり、細かい動作がぎこちなくなったりします。
このため、リハビリでは単に可動域を広げるだけでなく、筋力を回復させ、脳に正しい動きを再学習させることが重要になります。
PHYSIOTHでの施術アプローチ
関節ファシリテーションによる可動域改善
T様の施術では、まず関節ファシリテーションという手技を用いて、肩関節と肩甲骨の動きを改善していきました。
この手技は、関節が本来持っている動きを引き出すもので、無理に動かすのではなく、関節の動きやすい方向を見つけながら徐々に可動域を広げていきます。
脇の下の硬さに対しては、仰向けの姿勢で腕を様々な角度から動かしながら、硬くなっている組織を伸ばしていきました。「この位置が一番硬いので、この位置をつけていきます」と説明しながら、痛みの出ない範囲で丁寧にアプローチしました。
初回の施術後、T様は「痛いは痛いですが、前よりは痛くない」と変化を実感されました。可動域が広がることで、動きやすい幅が増え、負担を感じる範囲が減っていくことを体感されたのです。
胸周りの柔軟性を取り戻すストレッチ
胸周りの硬さに対しては、複数の角度からストレッチを行いました。
仰向けの姿勢で、ダンベルの重さを利用しながら腕を横に開いていく運動では、重力と重りの力で自然に胸の筋肉が伸びていきます。最初は90度程度しか開かなかった腕が、徐々に床に近づいていきました。
「理想は両肩が床につくぐらいに開けるとより良い」という目標を示しながら、無理のない範囲で継続的にストレッチを行いました。
また、上体をひねりながら腕を開く運動も取り入れました。この動きは胸の深い部分の筋肉まで伸ばすことができ、より効果的に柔軟性を改善できます。
「これも胸周りの硬さのせいで痛いと思いますが、これをちょっとずつ上の位置でも開けるようにしてください」とアドバイスしながら、自宅でも継続できる運動を指導しました。
筋力トレーニングと動作練習
可動域が改善してきたら、次は筋力を回復させるトレーニングを開始しました。
500グラムのダンベルを持って腕を上げる運動では、重さの負荷をかけることで筋力を強化します。最初は重く感じていたT様も、継続することで徐々に楽に持ち上げられるようになっていきました。
「筋力も落ちちゃってるので、余計に重く感じるんですよ」と説明し、焦らず段階的に負荷を上げていくことの重要性を伝えました。
また、ボールを使った動作練習も取り入れました。ボールを上に投げてキャッチする運動は、一見簡単そうですが、腕の細かい使い方や力の入れ具合の調整が必要です。
「腕がうまく使えないと上げられないしキャッチできない。細かい動きの調整ができるようになることが大切です」と、この運動の意義を説明しました。
自宅でできる運動指導
PHYSIOTHでは、施術だけでなく自宅でできる運動指導にも力を入れています。
T様には、動画を撮影しながら運動を指導し、自宅でも正確に実践できるようにしました。「毎朝練習してる」というT様の言葉通り、継続的な自主トレーニングが大きな成果につながりました。
指導した運動は、無理なく続けられる内容を厳選しました。腕を前から上げる、横から上げる、前ならえの姿勢から開く、後ろで手を組むといった基本的な動作を、毎日繰り返し行うことで、徐々に可動域が広がっていきます。
「やると少し動きやすい感じはします」というT様の実感が、モチベーションの維持につながり、継続的な改善を支えました。
3回の施術での驚きの変化
可動域の数値的改善
3回目の施術時、T様の可動域は劇的に改善していました。
初回時に約90度だった前方挙上は、170度近くまで上がるようになりました。これは顔が腕から前に出るくらいの高さで、日常生活に必要な可動域を十分に確保できるレベルです。
「最初来た時は90度だったんで、今これだけ上がっていれば戻るにしてもそんな90度まで戻ることはないですよ」という説明に、T様も安心された様子でした。
横に開く動作も大きく改善しました。初回時は肘を伸ばしたままでは十分に開けなかったのが、硬さはあるものの肘を伸ばしたまま開けるようになり、開く動きが正しくできるようになっていました。
後ろで手を組む動作も、初回時よりスムーズにできるようになり、「この調子で寄り上げていきたい」という次の目標も見えてきました。
日常動作の回復
数値的な改善以上に重要なのは、日常生活での動作が楽になったことです。
「髪の毛とか結びにくかったのに、真ん中で結べる」というT様の言葉には、喜びがあふれていました。以前は低い位置でしか結べなかった髪を、理想の位置で結べるようになったのです。
エプロンの紐を後ろで結ぶ動作も、「こんなに上がるなんて」と驚くほど改善しました。前で結んでから回すという工夫が不要になり、自然な動作で結べるようになりました。
ドライヤーを使う動作も楽になり、以前のように痛みを我慢しながら急いで済ませる必要がなくなりました。高い場所のものを取る動作も、踏み台を使う頻度が減り、自分でできることが増えていきました。
T様の実感と喜びの声
「すごい、こんなに上がるなんて」「だいぶ良いですよね、びっくり」というT様の言葉には、驚きと喜びが込められていました。
整形外科では「上がっている」と言われても実感がなかったのに、PHYSIOTHでは具体的な変化を数値と日常動作の両面で実感できました。
「日頃の積み重ねが出ている」という説明に、自分の努力が報われたという達成感も感じられたようです。毎朝の運動を継続した成果が、こうして目に見える形で現れたのです。
「痛みはどうですか」という質問に、「痛いは痛いですが、前よりは痛くない」と答えるT様。完全に痛みがなくなったわけではありませんが、確実に改善していることを実感されていました。
なぜPHYSIOTHで改善できたのか
乳がん術後の専門的知識
PHYSIOTHが他の整形外科や整体院と大きく異なるのは、乳がん術後特有の問題を深く理解していることです。
「この辺りの硬さが一番」「胸周りが伸びなくて痛い」といった説明からわかるように、乳がん手術によってどの部分がどのように硬くなり、それが肩の動きにどう影響するかを正確に把握しています。
一般的な肩の可動域制限とは異なり、乳がん術後の場合は胸周りの組織の硬さが主な原因となります。この違いを理解せずに、肩だけにアプローチしても十分な改善は得られません。
PHYSIOTHでは、脇の下、胸の前側、肩甲骨周りと、それぞれの硬さを個別に評価し、適切な順序でアプローチしていきます。この専門的な知識と技術が、3回という短期間での劇的な改善を可能にしました。
継続的な評価と目標設定
毎回の施術で、可動域を詳細に測定し、前回との変化を明確に示すことで、T様は改善を実感できました。
「前回はある程度開くと肘伸ばしたくなっちゃいましたけど、硬さはあるけど前回より開いてる感じがします」といった具体的なフィードバックが、モチベーションの維持につながりました。
また、「理想は左右同じくらいにしていけると良い」という長期的な目標を示すことで、今後の方向性も明確になりました。痛みは確実に減っていく、突っ張り感も減らせるという見通しを持てることが、継続的な取り組みを支えました。
数値的な評価だけでなく、「髪を結ぶ」「エプロンの紐を結ぶ」といった日常動作での改善も具体的に確認することで、リハビリの意義を実感できました。
自宅での運動継続をサポート
施術だけでなく、自宅での運動継続が大きな成果につながりました。
動画を撮影しながらの指導により、T様は自宅でも正確に運動を実践できました。「毎朝練習してる」という継続的な取り組みが、可動域の改善を加速させました。
「やると少し動きやすい感じはします」という実感が、さらなる継続のモチベーションとなり、良い循環が生まれました。痛みがあっても、動かすことで改善するという確信を持てたことが重要でした。
PHYSIOTHでは、自宅での運動が負担にならないよう、無理なく続けられる内容を厳選して指導しています。特別な器具も不要で、毎朝数分間の運動を習慣化できるよう工夫されています。
乳がん術後リハビリで大切なこと
痛みがあっても動かすことの重要性
乳がん術後のリハビリで最も大切なのは、痛みがあっても適切に動かし続けることです。
痛みを避けて動かさないでいると、組織の硬さはさらに増し、可動域制限も悪化します。脳も「この腕は使わない」と判断し、動かしにくさが固定化してしまいます。
ただし、無理に動かして強い痛みを我慢する必要はありません。「痛気持ちいい」程度の範囲で、毎日少しずつ動かすことが大切です。
T様も最初は「痛い」と感じながらの運動でしたが、「前よりは痛くない」と徐々に痛みが減っていくことを実感しました。この「改善している」という実感が、継続的な取り組みを可能にしました。
早期からの専門的リハビリ
手術後1年経過してからでも改善は可能ですが、理想的には早期からの専門的リハビリが望ましいです。
手術後数ヶ月の段階で適切なリハビリを開始すれば、組織の硬さが固定化する前に柔軟性を保つことができます。可動域制限が軽度のうちに対処することで、より短期間での改善が期待できます。
T様のように1年経過してからでも改善は十分可能ですが、早期に開始すればさらにスムーズな回復が見込めます。手術後、肩の動きに違和感を感じたら、早めに専門的なリハビリを受けることをお勧めします。
整形外科での定期検診とは別に、リハビリ専門の施設で評価を受けることも検討してください。乳がん術後のリハビリに精通した施設であれば、より適切なアプローチが受けられます。
長期的な視点での取り組み
乳がん術後のリハビリは、短期間で完了するものではありません。
T様も3回の施術で大きな改善が見られましたが、「理想は左右同じくらいに」という目標に向けて、今後も継続的な取り組みが必要です。
一度改善した可動域も、運動を止めてしまえば再び硬くなる可能性があります。日常的に肩を動かす習慣を維持し、定期的にストレッチや筋力トレーニングを行うことが大切です。
ただし、これは負担ではなく、健康的な生活習慣の一部として取り入れることが理想です。朝の身支度の際に腕を大きく動かす、家事の合間にストレッチをするといった、日常生活に組み込める形で継続することをお勧めします。
同じ悩みを持つ方へのアドバイス
諦めずに専門的なリハビリを受けてほしい
「手術から1年経っても改善しない」と諦めている方に、T様の事例は大きな希望となるでしょう。
整形外科で「上がっている」と言われても、実際の生活で困っているなら、専門的なリハビリを受ける価値は十分にあります。乳がん術後のリハビリに精通した施設であれば、あなたの悩みを理解し、適切なアプローチを提供できます。
「本当に良くなるのか」という不安を抱えながら耐え続けるのではなく、具体的な改善を実感しながら以前の生活を取り戻していくことが可能です。
T様のように、3回の施術で髪を結べるようになり、エプロンの紐を後ろで結べるようになるという変化は、決して特別なことではありません。適切なアプローチを受ければ、多くの方が同様の改善を実感できます。
自宅での運動継続が鍵
施術を受けるだけでなく、自宅での運動継続が改善の鍵となります。
T様が「毎朝練習してる」と継続できたのは、動画での指導により正確な方法を理解できたこと、そして「やると少し動きやすい感じはする」という実感があったからです。
最初は痛みや違和感があっても、継続することで徐々に楽になっていきます。この変化を実感できれば、運動は苦痛ではなく、改善への希望となります。
無理なく続けられる内容を、毎日の習慣として取り入れてください。特別な時間を確保する必要はありません。朝起きた時、お風呂上がり、テレビを見ながらなど、日常の中に組み込める方法を見つけることが継続の秘訣です。
日常生活の質を取り戻すために
肩が上がらないことは、単なる身体的な問題ではありません。
T様が「家族の中でドライバーとしての順番が最後になっちゃって」と感じたように、自分でできることが減り、家族に頼る場面が増えることは、精神的にも大きな負担となります。
髪を結ぶ、ドライヤーをかける、高い場所のものを取るといった何気ない日常動作ができることは、自立した生活と自己効力感を支える重要な要素です。
これらの動作を取り戻すことで、「できない人」ではなく、以前のように活動的な自分を取り戻せます。遠出を楽しみ、運転を担当し、自由に行動できる生活を諦める必要はありません。
よくある質問
手術から何年経っていてもリハビリは効果がありますか
はい、手術からの期間に関わらず、適切なリハビリにより改善は可能です。
T様のように手術から1年経過していても、3回の施術で大きな改善が見られました。組織が硬くなっている期間が長いほど時間はかかる可能性がありますが、諦める必要はありません。
ただし、早期に開始するほど改善はスムーズです。手術後、肩の動きに違和感を感じたら、できるだけ早く専門的なリハビリを受けることをお勧めします。
どのくらいの頻度で通う必要がありますか
症状の程度や改善の速度により異なりますが、最初は週1回程度の頻度が一般的です。
T様の場合、3回の施術で大きな改善が見られましたが、これは自宅での毎日の運動継続があったからこそです。施術だけに頼るのではなく、自宅での運動と組み合わせることで、より効率的な改善が期待できます。
改善が進んできたら、徐々に間隔を空けながら、維持のための定期的なメンテナンスに移行していきます。
自宅での運動は毎日必要ですか
はい、毎日の継続が理想的です。
ただし、長時間行う必要はありません。T様のように毎朝数分間の運動を習慣化することで、十分な効果が得られます。
「やると少し動きやすい感じはする」という実感があれば、継続のモチベーションになります。最初は痛みや違和感があっても、徐々に楽になっていくことを信じて続けてください。
痛みがある時も運動していいですか
痛気持ちいい程度の痛みであれば、運動を続けることが大切です。
ただし、鋭い痛みや、運動後に痛みが増す場合は、方法が適切でない可能性があります。専門家に相談し、正しい方法を確認してください。
T様も「痛いは痛いですが、前よりは痛くない」と、徐々に痛みが減っていくことを実感しました。改善している実感があれば、適切な範囲での痛みは問題ありません。
リンパ浮腫がある場合はどうすればいいですか
リンパ浮腫がある場合は、より慎重なアプローチが必要です。
無理な運動や強いマッサージは、浮腫を悪化させる可能性があります。リンパ浮腫の管理に精通した専門家の指導のもと、適切な運動を行ってください。
一般的には、軽い運動は浮腫の改善にも効果的とされていますが、個々の状態により適切な方法は異なります。必ず専門家に相談してください。
整形外科と並行して通ってもいいですか
はい、整形外科での定期検診と並行してリハビリを受けることは問題ありません。
むしろ、医師の診察で全体的な経過を確認しながら、リハビリ専門施設で具体的な機能改善に取り組むことが理想的です。
整形外科の主治医に、リハビリを受けていることを伝え、連携しながら進めることをお勧めします。
どのような施設を選べばいいですか
乳がん術後のリハビリに精通した施設を選ぶことが重要です。
一般的な整体院やマッサージでは、乳がん術後特有の問題に対応できない場合があります。国家資格を持ち、乳がん術後のリハビリ経験が豊富な施設を選んでください。
PHYSIOTHのように、詳細な評価を行い、個々の状態に合わせたアプローチを提供できる施設であれば、安心して任せられます。
PHYSIOTHの特徴
国家資格保有者による専門的アプローチ
PHYSIOTHでは、理学療法士の国家資格を保有し、15年の病院勤務で延べ5万人以上を診てきた豊富な臨床経験を持つスタッフが対応します。
乳がん術後のリハビリには、解剖学・運動学・病態生理学などの専門知識が不可欠です。どの組織がどのように硬くなり、それが肩の動きにどう影響するかを正確に理解していなければ、適切なアプローチはできません。
T様の施術でも、「この辺りの硬さが一番」「胸周りが伸びなくて痛い」といった的確な評価のもと、優先順位をつけてアプローチしました。この専門性が、短期間での劇的な改善を可能にしました。
一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術
PHYSIOTHでは、マニュアル通りの施術ではなく、一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのアプローチを提供します。
同じ乳がん術後でも、手術の方法、硬さの程度、可動域制限のパターンは人それぞれ異なります。T様の場合は脇の下と胸周りの硬さが特に強かったため、そこを重点的にアプローチしました。
毎回の施術で状態を詳細に評価し、その時の状態に最も適した方法を選択します。前回と同じ内容を繰り返すのではなく、改善に合わせて次のステップに進んでいきます。
継続しやすい環境とサポート
PHYSIOTHは二子玉川駅から徒歩圏内の好立地にあり、通いやすい環境です。
また、自宅での運動継続をサポートするため、動画撮影による指導を行っています。施設で教わった内容を自宅で正確に再現できるため、効果的な自主トレーニングが可能です。
「毎朝練習してる」というT様のように、継続的な取り組みが成果につながります。PHYSIOTHでは、施術だけでなく、継続的な改善をサポートする体制が整っています。
まとめ
乳がん術後1年でも改善は可能
T様の事例が示すように、手術から1年経過していても、適切なリハビリにより大きな改善が可能です。
整形外科で「上がっている」と言われても、実際の生活で困っているなら、専門的なリハビリを受ける価値は十分にあります。諦めずに、乳がん術後のリハビリに精通した施設に相談してください。
3回の施術で、髪を結べるようになり、エプロンの紐を後ろで結べるようになり、高い場所のものを取れるようになる。こうした日常動作の回復は、生活の質を大きく向上させます。
専門的知識と継続的な取り組みが鍵
改善の鍵は、乳がん術後特有の問題を理解した専門的なアプローチと、自宅での継続的な運動です。
施術だけに頼るのではなく、毎日の運動を習慣化することで、より効果的な改善が期待できます。「やると少し動きやすい感じはする」という実感が、継続のモチベーションになります。
痛みがあっても、適切な範囲で動かし続けることが大切です。徐々に痛みが減り、可動域が広がっていくことを信じて、取り組んでください。
以前の生活を取り戻すために
肩が上がらないことで失った、運転する自由、髪を自由に結べる当たり前、高い場所のものを自分で取れる自立。これらを取り戻すことは、単なる身体機能の回復ではなく、生活の質と自己効力感の回復です。
「家族の中でドライバーとしての順番が最後になっちゃって」という状況から、再び率先して運転を担当できるようになる。そんな変化が、あなたにも可能です。
諦めずに、専門的なリハビリを受けてください。以前の活動的な生活を取り戻すための第一歩を、今日から踏み出しましょう。
ご予約・お問い合わせ
PHYSIOTHでは、乳がん術後のリハビリに関する相談を随時受け付けています。
東京都世田谷区玉川4ー3ー15 サントピア二子玉川第2 101にて、一人ひとりの状態に合わせた専門的なアプローチを提供しています。
「本当に良くなるのか」という不安を抱えている方、整形外科では十分な改善が得られなかった方、手術から時間が経っているけれど諦めきれない方。どうぞ気軽にお問い合わせください。
T様のように、具体的な改善を実感しながら、以前の生活を取り戻していくお手伝いをさせていただきます。あなたの「できない」を「できる」に変えるために、私たちは全力でサポートします。