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乳がん手術後の肩の可動域制限を改善|二子玉川の理学療法士が教える正しいリハビリ法

なぜ肩が上がらないのか?

肩の可動域制限に悩む方へ

肩が上がらない、腕を伸ばすと途中で止まってしまう。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

特に乳がんの手術後や、長期間肩を動かさない生活が続いた後には、肩の可動域が制限されることがよくあります。理想的には腕を真上に上げたとき、体幹と上腕が一直線になる180度まで上がるのが望ましい状態です。

しかし実際には、130度から135度程度で止まってしまい、それ以上は痛みや違和感で上げられないという方が多いのです。

肩が上がらないという症状は、日常生活に大きな支障をきたします。高いところにある物を取ろうとしても手が届かない、洗濯物を干すときに腕が上がらない、髪を洗うときに腕を上げるのがつらいなど、当たり前にできていた動作ができなくなってしまうのです。

肩だけの問題ではない全身の硬さ

肩が上がらない原因は、実は肩だけにあるわけではありません。

肩甲骨から腕の骨までついている筋肉の硬さ、脇や胸周りの柔軟性の低下、さらには背中や体幹全体の硬さが関係しています。特に手術後などは、患側だけでなく反対側も含めて全身のバランスが崩れ、右側全体が硬くなってしまうケースも珍しくありません。

肩甲骨の動きが制限されると、腕を上げようとしても肩甲骨が固定されたままになり、筋肉が十分に伸びないため途中で止まってしまいます。

本来であれば、腕を上げる動作には肩関節だけでなく、肩甲骨、胸椎、肋骨といった複数の部位が連動して動く必要があるのです。この連動性が失われると、いくら肩だけをストレッチしても思うように改善しないという状況に陥ります。

改善には専門的なアプローチが必要

肩の可動域制限を改善するには、肩だけでなく体幹全体を見た専門的なアプローチが必要です。

どの部位がどの程度硬くなっているのか、どの筋肉が正しく働いていないのかを正確に評価し、一人ひとりの状態に合わせた施術とトレーニングを行うことが重要になります。二子玉川のPHYSIOTHでは、国家資格を持つ理学療法士が医学的根拠に基づいた動作分析を行い、根本的な改善を目指します。

単なるマッサージやストレッチではなく、関節の動きを改善する手技と、正しい体の使い方を脳に学習させるトレーニングを組み合わせることで、確実な改善を実現しています。

肩の可動域制限の原因を知る

手術後の影響と筋肉の硬化

乳がんをはじめとする手術後には、傷跡周辺の組織が硬くなり、肩の動きが制限されることがよくあります。

手術によって皮膚や筋膜、筋肉が切開されると、治癒過程で瘢痕組織が形成されます。この瘢痕組織は正常な組織よりも伸縮性に乏しく、周囲の組織と癒着しやすい性質があります。そのため、肩を動かそうとしても組織が引っ張られて痛みが生じたり、物理的に動きが制限されたりするのです。

また、手術後は痛みや違和感から無意識に患側をかばう姿勢をとるようになります。

この「かばい動作」が長期間続くと、使わない筋肉はどんどん硬くなり、関節の動きも悪くなっていきます。特に肩甲骨周辺の筋肉は、日常生活で意識的に動かさないと硬化しやすい部位です。肩甲骨の動きが悪くなると、腕を上げる動作全体に支障が出てしまうのです。

長期間の不動による関節の拘縮

肩を動かさない期間が長く続くと、関節包や靭帯といった関節を包む組織が硬くなり、関節の拘縮が起こります。

関節拘縮とは、関節の動きが制限され、正常な可動域まで動かせなくなった状態のことです。肩関節は人体の中で最も可動域の広い関節ですが、その分、動かさないと拘縮しやすい関節でもあります。特に五十肩(肩関節周囲炎)などでは、痛みのために動かさないでいると、痛みが治まった後も可動域制限が残ってしまうことがあります。

拘縮が進行すると、関節包が肥厚して伸縮性を失い、関節内の滑液も減少します。

この状態になると、単にストレッチをするだけでは改善が難しく、関節の動きを直接改善する手技や、段階的なリハビリテーションが必要になります。早期から適切な運動を行うことで、拘縮の予防や改善が可能です。

姿勢の崩れと体幹の硬さ

肩の可動域制限には、姿勢の崩れや体幹の硬さも大きく関係しています。

猫背や巻き肩といった不良姿勢では、肩甲骨が外側に開き、胸の筋肉が短縮した状態が続きます。この状態では、腕を上げようとしても胸の筋肉が邪魔をして、十分に上がらなくなってしまいます。また、背骨の柔軟性が低下していると、腕を上げる動作に必要な体幹の伸展運動ができず、肩だけで無理に上げようとして痛みが生じます。

特に背骨の胸椎部分の硬さは、肩の動きに直接影響します。

腕を頭上に上げる動作では、胸椎が伸展(反る動き)することで、肩甲骨がスムーズに動き、腕が上がりやすくなります。しかし、デスクワークなどで長時間前かがみの姿勢を続けていると、胸椎が硬くなり、伸展しにくくなります。その結果、肩だけで無理に腕を上げようとして、肩に負担がかかり、痛みや可動域制限につながるのです。

肩の可動域を改善する正しい方法

肩甲骨の動きを取り戻す

肩の可動域を改善するには、まず肩甲骨の動きを取り戻すことが重要です。

肩甲骨は腕を上げる動作の土台となる部位で、肩甲骨がスムーズに動かないと、いくら肩関節を動かそうとしても十分な可動域は得られません。肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、肩甲骨が正しく動くようにすることが、肩の可動域改善の第一歩となります。

肩甲骨の動きを改善するには、肩甲骨を押さえた状態で腕を動かすエクササイズが効果的です。

肩甲骨を固定することで、肩甲骨から腕の骨までついている筋肉を選択的に伸ばすことができます。この方法により、硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻し、肩甲骨の動きを改善することができます。また、肩甲骨を意識的に動かすエクササイズを行うことで、日常生活でも肩甲骨を正しく使えるようになります。

胸と脇の柔軟性を高める

肩を上げる動作には、胸や脇の柔軟性も欠かせません。

胸の筋肉(大胸筋)や脇の下の筋肉(前鋸筋など)が硬くなっていると、腕を上げようとしても筋肉が引っ張られて痛みが生じたり、動きが制限されたりします。特に手術後は、傷跡周辺の組織が硬くなりやすく、胸や脇の柔軟性が著しく低下することがあります。

胸や脇の柔軟性を高めるには、ストレッチポールなどを使ったストレッチが効果的です。

ストレッチポールの上に仰向けに寝て、両腕を広げることで、胸や脇の筋肉を効果的に伸ばすことができます。この姿勢では、重力によって自然に筋肉が伸ばされるため、無理なく柔軟性を高めることができます。また、ストレッチポールの上でバンザイの動作を行うことで、肩の可動域を改善しながら、体幹の安定性も高めることができます。

体幹全体を使った動作トレーニング

肩の可動域を改善するには、肩だけでなく体幹全体を使った動作トレーニングが必要です。

腕を上げる動作は、肩関節だけでなく、肩甲骨、胸椎、肋骨といった複数の部位が連動して行われます。この連動性を取り戻すには、体幹全体を使った動作トレーニングが効果的です。肩だけで動かそうとするのではなく、肩甲骨や背中、さらには腰の方から伸ばすイメージで動かすことが大切です。

体幹全体を使った動作トレーニングでは、座った状態でバンザイの動作を行います。

この際、肩甲骨を回しながら、背中全体を使って腕を上げていきます。肩だけで上げようとすると、肩に力が入って硬くなってしまいますが、肩甲骨や背中から動かすことで、スムーズに腕を上げることができます。また、体幹の安定性を保ちながら動かすことで、腰に負担をかけずに肩の可動域を改善することができます。

二子玉川で受けられる専門的リハビリ

国家資格を持つ理学療法士による評価

二子玉川のPHYSIOTHでは、国家資格を持つ理学療法士が、医学的根拠に基づいた詳細な評価を行います。

肩の可動域を角度計で正確に測定し、どの動作でどの程度制限があるのかを客観的に把握します。前方挙上(前から上げる動作)、側方挙上(横から上げる動作)、内旋・外旋(腕を内側・外側にひねる動作)など、複数の方向から評価を行い、問題点を明確にします。

また、肩だけでなく、肩甲骨の動き、胸椎の柔軟性、体幹の安定性なども評価します。

肩の可動域制限は、肩だけの問題ではなく、全身のバランスや姿勢の問題が関係していることが多いためです。15年の病院勤務で延べ5万人以上を診てきた臨床経験をもとに、複数の問題が絡み合っている場合でも、優先順位をつけて最短ルートでアプローチします。

関節ファシリテーションによる手技

PHYSIOTHでは、関節ファシリテーションという専門的な手技を用いて、関節の動きを改善します。

関節ファシリテーションとは、関節の動きを促進する手技のことで、関節包や靭帯といった関節周囲の組織に適切な刺激を与えることで、関節の動きを改善します。単なるマッサージやストレッチとは異なり、関節の動きそのものを改善する手技です。

肩の可動域制限に対しては、肩甲骨を固定した状態で腕を動かしながら、硬くなった筋肉を伸ばしていきます。

肩甲骨を押さえることで、肩甲骨から腕の骨までついている筋肉を選択的に伸ばすことができ、肩甲骨の動きを改善することができます。また、胸や脇の硬さに対しては、ストレッチポールを使った手技で、効果的に柔軟性を高めます。

動作トレーニングで脳から体の使い方を変える

関節や筋肉を整えても、動き方が変わらなければ、再び同じ問題が起こってしまいます。

PHYSIOTHでは、正しい体の使い方を脳に学習させる動作トレーニングを行います。アニマルフローなど、脳から体の使い方を学ぶトレーニングを取り入れ、日常生活で自然と良い動きができるようになることを目指します。

動作トレーニングでは、肩だけでなく体幹全体を使った動きを練習します。

座った状態でバンザイの動作を行い、肩甲骨や背中全体を使って腕を上げる練習をします。また、ストレッチポールの上でバランスを取りながら動作を行うことで、体幹の安定性を高めながら、肩の可動域を改善することができます。自主トレーニングは動画撮影しながら指導するため、自宅でも正確に復習でき、再発を防ぐことができます。

実際の改善事例をご紹介

乳がん術後の肩の硬さが改善したK様

K様は乳がんの手術後、右肩の可動域制限に悩んでいました。

前から腕を上げる動作では130度程度、横から上げる動作では90度程度で止まってしまい、それ以上は痛みと硬さで上がらない状態でした。日常生活では、高いところにある物を取ることができず、洗濯物を干すのも一苦労という状況でした。

PHYSIOTHでの施術では、まず肩甲骨周辺の筋肉の硬さを改善することから始めました。

肩甲骨を固定した状態で腕を動かし、硬くなった筋肉を丁寧に伸ばしていきます。また、胸や脇の硬さに対しては、ストレッチポールを使った手技で柔軟性を高めました。施術後には、前からの挙上が以前よりスムーズになり、動き自体も楽になったと実感されていました。

継続的な施術と自主トレーニングにより、K様の肩の可動域は着実に改善しています。

現在では、日常生活での不自由さはほとんどなくなり、「順調に改善している」と喜ばれています。肩の可動域制限は、適切なアプローチを継続することで、確実に改善できるのです。

長年の肩こりから可動域制限になったM様

M様は長年のデスクワークによる肩こりから、徐々に肩の可動域が制限されるようになりました。

特に横から腕を上げる動作が苦手で、真横のまま上まで上げることができず、途中から前にしたくなるという状態でした。肩こりがひどくなると、頭痛も併発するようになり、仕事にも支障が出ていました。

M様の場合、肩だけでなく、背骨の硬さと姿勢の崩れが大きな問題でした。

長時間のデスクワークで猫背になり、胸椎の柔軟性が著しく低下していたのです。PHYSIOTHでは、胸椎の柔軟性を改善するエクササイズと、正しい姿勢を維持するための体幹トレーニングを行いました。また、肩甲骨の動きを改善するエクササイズも継続して行いました。

3ヶ月の継続的な施術とトレーニングにより、M様の肩の可動域は大きく改善しました。

横から腕を上げる動作もスムーズになり、肩こりや頭痛も大幅に軽減しました。「仕事中の姿勢を意識するようになり、肩こりがぶり返さなくなった」と喜ばれています。

五十肩から回復したT様

T様は五十肩(肩関節周囲炎)により、肩の可動域が著しく制限されていました。

特に夜間痛がひどく、痛みで眠れない日が続いていました。腕を上げることはもちろん、後ろに回す動作もできず、服の着替えにも苦労していました。整形外科で痛み止めの注射を受けていましたが、可動域の改善は見られませんでした。

PHYSIOTHでは、五十肩の時期に応じた段階的なアプローチを行いました。

急性期には無理に動かさず、痛みの出ない範囲での軽い運動と、関節周囲の組織をほぐす手技を行いました。痛みが落ち着いてきた回復期には、徐々に可動域を広げるエクササイズを開始し、肩甲骨の動きを改善するトレーニングも取り入れました。

6ヶ月の継続的なリハビリにより、T様の肩の可動域はほぼ正常まで回復しました。

「もう治らないと諦めていたが、ここまで良くなるとは思わなかった」と感激されています。五十肩は適切なリハビリを行えば、必ず改善する疾患です。諦めずに継続することが大切です。

自宅でできるセルフケア方法

肩甲骨を動かすエクササイズ

自宅でできる肩甲骨のエクササイズをご紹介します。

まず、椅子に座った状態で、両手を肩の高さまで上げます。そこから肩甲骨を寄せるように、肘を後ろに引きます。この時、胸を張るように意識し、肩甲骨がしっかり動いていることを感じてください。5秒間キープしたら、ゆっくりと元の位置に戻します。これを10回繰り返しましょう。

次に、肩甲骨を上下に動かすエクササイズです。

両肩を耳に近づけるように上げ、そこから力を抜いてストンと落とします。この動作を10回繰り返します。肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、血流が良くなります。デスクワークの合間に行うと、肩こりの予防にも効果的です。

胸のストレッチ

胸の筋肉が硬くなると、肩の可動域が制限されます。

壁を使った胸のストレッチが効果的です。壁の角に立ち、片方の腕を壁につけます。肘は肩の高さで90度に曲げます。そのまま体を前方に移動させると、胸の筋肉が伸びるのを感じます。30秒間キープし、反対側も同様に行います。

もう一つ、タオルを使ったストレッチもおすすめです。

タオルの両端を持ち、腕を伸ばしたままバンザイをします。そのまま後ろに倒していき、胸が伸びるのを感じたところで10秒間キープします。これを5回繰り返します。胸の柔軟性が高まり、肩が動かしやすくなります。

体幹を使ったバンザイ運動

体幹を使ったバンザイ運動は、肩の可動域改善に非常に効果的です。

椅子に座り、背筋を伸ばします。両手を頭の上に上げ、バンザイの姿勢をとります。この時、肩だけで上げるのではなく、肩甲骨や背中全体を使って上げるように意識します。お腹に力を入れて、腰が反らないように注意しながら行います。

バンザイの姿勢から、上半身を左右にひねる運動も効果的です。

バンザイの姿勢を保ったまま、上半身を左にひねり、5秒間キープします。次に右にひねり、同様に5秒間キープします。これを左右5回ずつ繰り返します。体幹全体の柔軟性が高まり、肩の可動域も改善されます。

肩の可動域改善でよくある質問

どのくらいの期間で改善しますか?

肩の可動域改善にかかる期間は、症状の程度や原因によって異なります。

軽度の可動域制限であれば、1〜2ヶ月程度で大きな改善が見られることが多いです。しかし、手術後や五十肩など、組織の硬化が進んでいる場合は、3〜6ヶ月程度の継続的なリハビリが必要になることもあります。

大切なのは、焦らず継続することです。

可動域の改善は、段階的に進んでいきます。最初は変化が小さく感じられるかもしれませんが、継続することで確実に改善していきます。PHYSIOTHでは、定期的に可動域を測定し、改善の進捗を客観的に確認しながら、リハビリを進めていきます。

痛みがある時も動かした方がいいですか?

痛みの種類によって対応が異なります。

急性期の強い痛み(ズキズキとした痛み、夜間痛など)がある場合は、無理に動かさず、安静にすることが大切です。この時期に無理に動かすと、炎症が悪化し、回復が遅れる可能性があります。痛みが落ち着くまでは、痛みの出ない範囲での軽い運動にとどめます。

一方、慢性期の鈍い痛み(動かした時の引っかかり感、硬さなど)であれば、適度に動かすことが改善につながります。

動かさないでいると、さらに硬くなってしまうためです。ただし、痛みを我慢して無理に動かすのは逆効果です。痛みが出る手前で止め、少しずつ可動域を広げていくことが大切です。

自己流のストレッチでは改善しませんか?

自己流のストレッチでも、ある程度の改善は期待できます。

しかし、肩の可動域制限の原因は、肩だけでなく、肩甲骨、胸椎、体幹など、複数の部位が関係していることが多いです。自己流では、どの部位が問題なのか、どのようにアプローチすれば良いのかを正確に判断することが難しいため、改善に時間がかかったり、思うような効果が得られなかったりすることがあります。

専門家による評価と指導を受けることで、より効率的に改善できます。

PHYSIOTHでは、一人ひとりの状態に合わせた最適なエクササイズを指導し、自宅でも正しく実践できるよう、動画撮影しながらアドバイスします。自己流で行き詰まっている方は、一度専門家に相談することをおすすめします。

手術後どのくらいから始められますか?

手術後のリハビリ開始時期は、手術の種類や医師の指示によって異なります。

一般的に、乳がんの手術後は、傷が落ち着く術後2〜3週間頃から、軽い運動を開始することが推奨されています。ただし、リンパ節郭清を行った場合など、手術の内容によっては、開始時期が異なる場合があります。必ず主治医の許可を得てから始めてください。

早期からのリハビリは、術後の可動域制限を予防する上で非常に重要です。

手術後は、痛みや違和感から肩を動かさなくなりがちですが、動かさない期間が長くなるほど、硬さが進行してしまいます。PHYSIOTHでは、手術後の時期に応じた適切なリハビリプログラムを提供しています。気軽にお問い合わせください。

五十肩と可動域制限の違いは?

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩の可動域制限の原因の一つです。

五十肩は、肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みと可動域制限が生じる疾患です。特徴的なのは、夜間痛(夜に痛みが強くなる)と、動かさなくても痛みが出ることです。急性期、拘縮期、回復期という経過をたどり、適切な治療を行えば、多くの場合1〜2年で改善します。

一方、可動域制限は、五十肩以外にも様々な原因で起こります。

手術後の組織の硬化、長期間の不動による関節の拘縮、姿勢の崩れによる筋肉の硬化などです。五十肩のような強い痛みはなく、動かした時の硬さや引っかかり感が主な症状です。原因に応じた適切なアプローチが必要です。

日常生活で気をつけることは?

肩の可動域を維持・改善するために、日常生活で気をつけるべきポイントがあります。

まず、長時間同じ姿勢を続けないことです。デスクワークなどで長時間座っている場合は、1時間に1回は立ち上がり、肩を動かすようにしましょう。肩甲骨を寄せたり、腕を回したりするだけでも、硬さの予防になります。

また、寝る時の姿勢にも注意が必要です。

横向きで寝る場合、下になった肩に体重がかかり、肩の血流が悪くなることがあります。枕の高さを調整し、肩に負担がかからないようにしましょう。仰向けで寝る場合は、腕を体の横に自然に置き、無理に上に上げないようにします。

肩の可動域改善のための生活習慣

正しい姿勢を意識する

肩の可動域を維持するには、日常生活での正しい姿勢が重要です。

猫背や巻き肩といった不良姿勢は、肩甲骨の位置を悪くし、胸の筋肉を短縮させます。その結果、肩の可動域が制限されてしまいます。デスクワークの際は、椅子に深く座り、背筋を伸ばすように意識しましょう。モニターの位置は目線の高さに調整し、前かがみにならないようにします。

スマートフォンを見る時も、姿勢に注意が必要です。

下を向いてスマートフォンを見る姿勢は、首や肩に大きな負担をかけます。スマートフォンは目線の高さまで上げて見るようにし、長時間の使用は避けましょう。正しい姿勢を意識することで、肩の可動域制限を予防できます。

適度な運動を習慣化する

肩の可動域を維持するには、適度な運動を習慣化することが大切です。

ウォーキングやラジオ体操など、全身を動かす運動は、肩の柔軟性を維持する上で効果的です。特に、腕を大きく振りながら歩くことで、肩甲骨周辺の筋肉を動かすことができます。1日30分程度のウォーキングを習慣にすると良いでしょう。

また、水泳も肩の可動域維持に効果的な運動です。

水中では浮力により、関節への負担が少ない状態で、大きく腕を動かすことができます。クロールや背泳ぎなど、腕を大きく回す泳ぎ方は、肩の柔軟性を高めるのに最適です。週に1〜2回程度、水泳を取り入れると良いでしょう。

体を冷やさないようにする

体の冷えは、筋肉の硬さにつながります。

特に冬場は、肩周辺を冷やさないように注意が必要です。外出時はマフラーやストールで首から肩を温め、室内でも肩掛けなどを使って肩を冷やさないようにしましょう。入浴時は、湯船にゆっくり浸かり、肩まで温めることが大切です。

温めることで血流が良くなり、筋肉の柔軟性が高まります。

お風呂上がりにストレッチを行うと、より効果的です。体が温まっている状態では、筋肉が伸びやすく、ストレッチの効果が高まります。また、使い捨てカイロや温湿布を使って、肩周辺を温めるのも良いでしょう。

専門家から見た肩の可動域改善のポイント

関節の動きと筋肉の働きを分けて考える

肩の可動域制限を改善する上で重要なのは、関節の動きと筋肉の働きを分けて考えることです。

関節そのものの動きが悪い場合と、筋肉が硬くて動きが制限されている場合では、アプローチ方法が異なります。関節の動きが悪い場合は、関節ファシリテーションなどの手技で関節の動きを改善する必要があります。一方、筋肉の硬さが原因の場合は、ストレッチやマッサージで筋肉の柔軟性を高めることが効果的です。

PHYSIOTHでは、詳細な評価により、関節と筋肉のどちらが問題なのかを見極めます。

関節の動きを評価する際は、肩甲骨を固定した状態で腕を動かし、関節そのものの可動域を確認します。筋肉の硬さを評価する際は、肩甲骨を自由に動かせる状態で腕を動かし、筋肉の伸びやすさを確認します。この評価に基づいて、最適なアプローチを選択します。

痛みの出ない範囲で動かすことの重要性

肩の可動域を改善する上で、痛みの出ない範囲で動かすことが非常に重要です。

痛みを我慢して無理に動かすと、体が防御反応を起こし、筋肉がさらに硬くなってしまいます。また、痛みによるストレスで、交感神経が優位になり、血流が悪くなることもあります。痛みの出る手前で止め、そこから少しずつ可動域を広げていくことが、効果的な改善につながります。

痛みの出ない範囲で動かすことで、脳は「この動きは安全だ」と学習します。

この学習が進むと、徐々に可動域が広がっていきます。逆に、痛みを伴う動きを繰り返すと、脳は「この動きは危険だ」と学習し、筋肉の緊張を高めてしまいます。痛みの出ない範囲で、気持ちよく動かすことが、改善への近道です。

継続的なフォローアップの必要性

肩の可動域改善には、継続的なフォローアップが欠かせません。

1回の施術で劇的に改善することは少なく、段階的に改善していくのが一般的です。定期的に可動域を測定し、改善の進捗を確認しながら、リハビリプログラムを調整していくことが重要です。また、自主トレーニングが正しく行えているかを確認し、必要に応じて修正することも大切です。

PHYSIOTHでは、一人ひとりの改善ペースに合わせて、継続的にサポートします。

施術のたびに可動域を測定し、ビフォーアフターを確認することで、改善を実感していただけます。また、自主トレーニングの動画を撮影し、自宅でも正しく実践できるようにサポートします。納得いくまで通える環境を整えていますので、安心してご相談ください。

肩の可動域制限を放置するリスク

日常生活動作の制限が進む

肩の可動域制限を放置すると、日常生活動作の制限がどんどん進んでしまいます。

最初は高いところに手が届かない程度だったのが、徐々に髪を洗う、服を着替える、といった基本的な動作にも支障が出るようになります。特に、後ろに手を回す動作ができなくなると、下着を着けることや、エプロンの紐を結ぶことなどが困難になり、生活の質が大きく低下します。

また、片方の肩の可動域が制限されると、もう片方の肩に負担がかかります。

制限のある側をかばうために、反対側の肩を過度に使うようになり、結果として両肩に問題が生じることもあります。早期に適切な対処を行うことで、このような悪循環を防ぐことができます。

痛みが慢性化する可能性

肩の可動域制限を放置すると、痛みが慢性化する可能性があります。

動きが制限された状態が続くと、関節や筋肉に持続的なストレスがかかり、炎症が慢性化します。慢性的な炎症は、組織の変性を引き起こし、さらに可動域制限を悪化させるという悪循環に陥ります。また、慢性的な痛みは、脳の痛みの感じ方を変化させ、より痛みを感じやすい状態になってしまいます。

慢性化した痛みは、急性期の痛みよりも治療が困難になります。

痛みが慢性化する前に、早期に適切な治療を開始することが重要です。PHYSIOTHでは、痛みの時期や状態に応じた適切なアプローチを行い、痛みの慢性化を防ぎます。

姿勢の崩れから全身の不調へ

肩の可動域制限を放置すると、姿勢の崩れから全身の不調につながることがあります。

肩の動きが悪いと、無意識に体を傾けたり、ひねったりして、代償的な動きをするようになります。この代償動作が習慣化すると、姿勢が崩れ、背骨や骨盤のバランスも悪くなります。その結果、腰痛や膝痛など、他の部位にも問題が生じることがあります。

また、肩の可動域制限は、呼吸にも影響を与えます。

肩や胸の動きが制限されると、深い呼吸ができなくなり、呼吸が浅くなります。浅い呼吸が続くと、自律神経のバランスが崩れ、疲れやすくなったり、睡眠の質が低下したりすることがあります。肩の可動域を改善することで、これらの全身の不調も改善できます。

まとめ:肩の可動域改善への第一歩

早期の対処が改善への鍵

肩の可動域制限は、早期に適切な対処を行うことで、確実に改善できます。

手術後や五十肩など、原因は様々ですが、放置すると徐々に悪化し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。「そのうち良くなるだろう」と放置せず、早めに専門家に相談することが大切です。早期に対処することで、改善にかかる期間も短くなり、より良い結果が得られます。

肩の可動域制限の改善には、肩だけでなく、肩甲骨、胸椎、体幹など、全身を見たアプローチが必要です。

自己流のストレッチだけでは限界があります。PHYSIOTHでは、国家資格を持つ理学療法士が、医学的根拠に基づいた詳細な評価を行い、一人ひとりに最適なリハビリプログラムを提供します。

継続的なケアで理想の動きを取り戻す

肩の可動域改善は、1回の施術で完了するものではありません。

継続的なケアとトレーニングにより、段階的に改善していきます。焦らず、コツコツと続けることが大切です。PHYSIOTHでは、定期的に可動域を測定し、改善の進捗を確認しながら、リハビリを進めていきます。自主トレーニングも動画撮影しながら指導するため、自宅でも正しく実践でき、確実な改善につながります。

継続的なケアにより、理想の動きを取り戻すことができます。

腕を楽に上げられるようになり、日常生活の不自由さがなくなります。肩の可動域が改善すると、姿勢も良くなり、全身の動きもスムーズになります。生活の質が向上し、やりたいことができるようになります。

二子玉川のPHYSIOTHで専門的サポートを

二子玉川のPHYSIOTHでは、肩の可動域制限に対する専門的なサポートを提供しています。

国家資格を持つ理学療法士が、15年の病院勤務で延べ5万人以上を診てきた臨床経験をもとに、一人ひとりに最適なリハビリプログラムを提案します。関節ファシリテーションなどの専門的な手技と、動作トレーニングを組み合わせることで、根本的な改善を目指します。

肩の可動域制限でお悩みの方は、ぜひPHYSIOTHにご相談ください。

用賀、上野毛、等々力、尾山台、九品仏、自由が丘からもアクセスしやすい二子玉川の立地で、継続的に通いやすい環境を整えています。一人ひとりの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと施術で、理想の動きを取り戻すお手伝いをいたします。

ご予約・お問い合わせ

PHYSIOTHでは、肩の可動域制限でお悩みの方のご相談を承っています。

まずはお気軽にお問い合わせください。国家資格を持つ理学療法士が、あなたの状態を詳しく評価し、最適なリハビリプログラムをご提案いたします。初回のカウンセリングでは、現在の可動域を測定し、改善の可能性や必要な期間についても丁寧にご説明いたします。

店舗情報

店名:PHYSIOTH
住所:東京都世田谷区玉川4ー3−15 サントピア二子玉川第2 101

二子玉川駅から徒歩圏内の好立地で、用賀、上野毛、等々力、尾山台、九品仏、自由が丘からもアクセス良好です。肩の可動域制限を改善し、快適な日常生活を取り戻しましょう。あなたのご来店を心よりお待ちしております。

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